私の趣味の一つに散歩があります。
4つの理由から散歩はいい趣味だと思っています。
1つ目は、健康のためです。ここ数年、体重が少しづつ増え、腹囲も少しづつ増えてきています。そんなに太っている訳ではないのですが、お腹周りのお肉が気になり始めています。ダイエットには有酸素運動が良いというので、自然にできれば散歩をしています。腹囲はなかなか落ちませんが、体重の増加は止まって来ています。
2つ目は、ストレス解消です。日々の仕事や人間関係などでストレスを感じ、怒りっぽくなったり、憂鬱になったりすることが多くあります。散歩をすることで気分転換になります。
3つ目は、身近な風景や場所のよいところや、季節の変化を感じることです。昔は感じていなかったのですが、歳を取ってきてそういったものに気持ちの良さを感じるようになりました。建物やお庭、ちょっとした花や木などの植物、畑や川など、散歩をしていると普段気が付かない発見があります。
最後に4つ目は、お金がかからないことです。散歩してちょっとお茶するくらいだと、500~600円くらいですみます。水筒に飲み物を入れていき、1円も使わない時もあります。早期退職を目指してお金を貯めているので、お金をかけないで楽しむって大事です。
また、私はゲームが好きなので、ドラクエウォークをしながら歩くことで楽しんでいますが、万歩計を使ったり、野草や虫、花を調べてみたり、何かプラスアルファがあるとモチベーションが上がります。読んでいただいている方も、散歩を楽しんでいただけると嬉しいなと思います。
さて、今回は10kmくらい歩いた散歩の紹介です。普段は1~2時間くらいですが、今回は3時間くらい歩きました。
結構疲れるかなと思っていましたが、途中のドトールで40分くらいお茶休憩して、思ったよりも疲労感なく、歩くことができました。
9月も半ばを迎え、歩いていると夏から秋に変わってきてるなぁと感じることが多々あります。日差しはまだ暑いですが、夏のむっとした風ではなく、少し涼しげな風が吹き始めていました。日が低くなって来たことや、木々の葉が色づいてきたり、落ちてきたりしていて、夏の青や緑の景色が秋の赤みがかった景色なってきていました。
何から秋っぽい感じを受けるのかと考えながら歩いていると、サクラの葉がもう落ちていました。サクラは咲くのも早いですが、葉が落ちるのも早いんですね。サクラも紅葉するようですが、ここのサクラは色が変わった葉から落ちているようです。一部少し黄色味かかった葉が残ってだけでした。葉が落ちた枝を見て、こういう所からも秋を感じていたんだなと思いました。
川沿いを歩いていると田んぼが広がっていました。穂が実って一面、黄金色になっています。毎年、田んぼが黄金色になっているのを見ると「黄金の秋」という言葉が頭に浮かびます。興味がない方にはさっぱりかもしれませんが、∀ガンダムの最終話のタイトルです。
奥井亜紀さんの月の繭という曲を背景に、木の葉が色づき黄金色に輝く森の中の湖で釣りをしている景色が流れます。曲と景色がとても切なく、もの寂しい気持ちになります。まさにタイトルの「黄金の秋」だなって感じがします。
ガンダムシリーズの中でもちょっと雰囲気が異なる作品ですが、個人的に好きな作品です。監督の富野由悠季さんはタイトルの付け方が秀逸だなと思います。ほかにもΖガンダムの「宇宙(そら)を駆ける」、ΖΖガンダムの「戦士再び」など、タイトルにインパクトがあり、ストーリーとも合っていて、上手いと思います。
横道に逸れてしましましたが、穂が実り黄金色になった水田を見ると「黄金の秋」って感じがしませんか。
私は夏が終わっていく物悲しさを感じますが、昔の人はこの景色を見てお米を収穫する喜びを感じたのかな、などと思いながら景色を眺めていました。
帰り道の神社でお祭りをやっていました。
地域の神社で人がいるのかなと遠目に見てみたら、屋台が出て、結構人が集まっていました。
小さな頃はお祭りが楽しみでした。人がいっぱいで、たくさんの屋台が暗くなった参道や神社に並んでいて、賑やさと神秘的な感じがする非日常の場でした。
人が多い所や賑やかな所が苦手なので、今では行くことはありませんが、いいものだなと思いました。地域でこういう行事が長く続いてほしいものだと思います。
お祭りの音を聞きながらぼーと歩いていると、生垣から1本提灯が出ていました。
思わぬ出会いで、路地にひょこっと出ている姿にほっこりしました。
こういう遊び心が広がっていくと、なんだかいい町になりそうな気がします。
久々の長めの散歩でした。季節の移り変わりを感じたり、思わぬ発見がありました。
皆さんの日々の生活の中にも、少しでも楽しみや喜びがあるといいなと思います。
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