今回は庭の除草作業です。
7月くらいに除草したあと2ヶ月くらい放置していたため、だいぶ草が伸びていました。
草の伸び方に違いがあり面白いなと思ったことと、除草作業の状況を紹介します。
草の伸び方の違い
庭と隣の空き地にイネ科の草がかなり広がっています。
調べてみたところメヒシバではないかと思います。
●メヒシバ
・イネ科メヒシバ属 一年草 北アメリカ、南アメリカ原産
・細い茎で地表を這い、立ち上がった茎の先に、細い穂を放射状に伸ばす。高さは30~70cm。
写真の手前と奥で生育に差が出ています。
手前の方は小さくて色が薄く、奥の方が大きく色が濃くなっています。
ちなみに手前の小さい方は、我が家の庭ではなく、隣の空き地です。
左の家の壁から90cmくらいまでが我が家の庭です。大きく育っているメヒシバは我が家の庭から空き地に伸びているのです。
我が家から生えているメヒシバは、茎が横に伸び、地面についた節からまた根が出ていました。1本で50、60cmくらいの長さがありました。植物の勢いというか生命力というか、なんだかすごいもんだと思いました。
同じ植物でも、場所によって生育が変わっていることは興味深いです。
主な要因として、土の違いが考えられます。ほかにも生育には日当たりや水の影響が考えられますが、その点はあまり変わらないと思われます。
手前の小さい方は、空き地になって数年、年に2~3回程度、除草されています。
刈った草は処分されているので、あまり土に肥料分が貯まっていないのかもしれません。
一方で、奥の大きくなっている我が家の庭の方は、今年の春に土を撒いています。
昨年、コンテナ栽培をしていた際に使っていた土です。コンテナ栽培では、魚粉のぼかし肥料を入れていたので、肥料成分が残っていたのかもしれません。また、春から夏にかけて、クローバーとオオムギを育てていたので、多少は緑肥として効果があったのかもしれません。
雑草と呼ぶような草でも、これだけはっきりと生育に違いが出ると面白いものです。
なんの肥料分が違っているのかなどは分かりませんが、土が植物の生育に大きな影響を及ぼしているではないかと感じられます。
私は外から化成肥料や有機肥料を入れない無施肥の自然農をやってみたいと考えているので、土づくりを続けていけば無施肥でもちゃんと作物が育つのではないかと思いました。
除草
そして除草です。
まだまだ暑いので夕方に1回1時間程度の作業です。
1回ではやり切れず2回行いました。時間にして約2時間かかりました。
除草は、ノコギリ鎌を使っています。
刃が湾曲しており、刃先がギザギザの鋸状になっている鎌です。
稲刈りでも同じような鎌を使ってたかと思います。
使い方は、草の茎を持ち、茎に刃を当て奥から手前に引いて刈ります。
土の中で根が分解するように、草は根本で切っています。ノコギリ鎌は、根本で草を刈り取るように除草できるので使いやすいです。
刃が持ち手からL字型についているような草刈鎌やねじり鎌も除草に使うと思いますが、どちらも土の表面を削りながら除草するようになり、土と根を一緒に削り取るような除草になります。以前はねじり鎌も使ってたいのですが、根っこを残して除草するのには、やり難いと感じていました。また、草を切ってくれる訳ではないので、草の株が大きくなると刈りにくいとも思っていました。
大きくなっているメヒシバは、横に広がっていてなかなか株元が分かりません。私の庭での特徴なのか、根が深く張っていないため引っ張ると比較的簡単に剥がれてきます。節毎に根が伸びているので、まさに抜けるというより剥がれるという感じで取れます。
なるべく根を残して、と思っているのですが、根が浅いようなので土への影響も少ないだろうと、まっいいかといった感じで抜いていました。株元で刈ろうとしても、節なのか株元なのかよくわからず、なんだか大変だったので…
この場所は、家の北東側にあるので、あまり日当たりがよくありません。
朝は日があたりますが、お昼前には日陰になっています。
湿気が多いのでしょう、写真の左側にはドクダミが出ています。地下茎が伸びる植物なので、刈っても刈っても出てきます。ただ、何度も刈っているうちに、だんだん勢いが弱くなってる感じがします。個人的には愛着が湧いてきたので、一部、ドクダミも残しておきたいという気持ちです。頑張れドクダミ。
●ドクダミ
・ドクダミ科ドクダミ属 多年草 東アジア原産
・湿った陰地に群生し、全体に特有の臭気がある。日本では北海道から九州で見られる。地下に細長く白い地下茎が横に伸び、分枝している。草丈は20~60cm。
2回の除草の結果、我が家の庭のメヒシバは刈り切りました。
写真の右側は空き地部分です。我が家の庭は、黒い土留めシートの所までです。そんな広さはありません…
空き地部分も除草しているのは、通路や作業スペースを確保するためです。刈り取った草は、土の肥料として活用させていただこうと思っています。
これで秋の作付けのためのスペースができました。
ハクサイとレタスの育苗が難航しているのが気になりますが、直まきで撒くものもあります。少しずつですが、また作業を進めていきたいと思います。
おまけ
我が家の庭はダンゴムシが多いです。
調べてみましたが作物にとって害虫ではないようです。見ていると成虫は枯草や枯れた茎を食べているようでした。ただ、幼虫?(すごく小さくて色が薄い状態のものがいました)は葉に付いていたので、こちらは作物の葉も食べているのかもしれません。
かなり多いので、もう少し減ってほしいな、と思っています。
GW頃に植えたナス、夏前にはあまり育たなかったのですが、最近、大きくなってきました。
苗で買ってきて植え付けたものです。植え付け時には、化成肥料を株の下に入れています。途中で自然農を目指すと方針変更したので、元肥のみが入っていた状態です。
夏までは、周りに蒔いていたクローバーやオオムギの勢いが強かったので、生育が弱かったのかもしれません。周りの植物が枯れて元気になってきました。
葉が広がって、花と小さな実がそこそこついています。
肥料分が少ないと思われるので、そこまで大きくなることは期待できないかもしれません。それでも実が大きくなってくれるといいなぁと思います。
コメント