2023年の秋から無施肥・無農薬・不耕起の自然農の野菜栽培を目指し、庭での野菜栽培をしています。まだまだ土づくりの段階ですが、少しでも栽培できるように試行錯誤しています。
春植えのジャガイモ栽培の紹介です。
特性ほか
和名 | ジャガイモ、バレイショ |
学名 | Solanum tuberosum |
科属 | ナス科ソラナム属 |
原産 | 南アメリカ アンデス山地からチリ南部 |
生育開始温度 | 10℃(ソメイヨシノが開花した頃) |
植付間隔 | 25~42cm |
植付時の覆土 | 5cm前後 |
生育適温 | 15~23℃ |
土壌酸度 | ph4.8~7.1 |
品種 | 男爵、メークイン |
種イモ
購入したままの種イモをそのまま植え付けてもよいのですが、60gくらいを超えると大きくても収量が変わらないようです。そのため、植付前に種イモの重さが40~60gくらいになるように切りました。切る際には、なるべく芽が均等に残るように、最低でも3個くらいは付くように気を付けました。
上の写真は、切断3日後の種イモです。
事前に調べたところ、切断して半日程度で植える、3~4日程度置いてから植えるなど、いくつかやり方があるようでした。切り口が乾いた方がよいかなと、今回は3日空けてみました。
また、切断面に灰を付けるやり方もありましたが、賛否があるので、今回は付けていません。
左がメークイン、右が男爵です。
メークインは芽が黒ずんで、カビて来ているように思われました。触るとポロっと芽が取れてしまいました…。なんだか心配ですが、カビていても大丈夫との情報もあったので、このまま植え付けてみます。
切り口です。
だいぶ黒ずんでいます。
3日は置き過ぎたのか、やはり心配です。
あとで調べたところ、湿度が高い方が切り口のキュアリング(治療)が早いとのことでした。日の当たる乾燥した室内に置いていたので、失敗したかもしれません…
3月2日 植付
植え付ける場所の様子です。
秋に蒔いたヘアリーベッチと自然に生えてきたカタバミが広がっています。
コカブも少し残っています。
植え付ける周りを片づけ、植え穴を掘りました。
深さは種イモが隠れる程度です。
株間は30cmとしています。
家の壁があり、雨がよく当たる場所ではないので、畝は立てていません。
ヘアリーベッチは根粒菌を付けて窒素を供給してほしいので、切らずに奥へ寄せています。
種イモを置いた様子です。
切り口を下にしています。芽が上に向くようにするためです。
植え付け後の状態です。
ジャガイモは地中で上に伸びた茎から横に伸びるストロンと呼ばれる地下茎にイモが付きます。そのため、5cmくらいの深さに植えます。ちょっと浅植えかなと思ったので、写真では分かりにくいですが、2cmくらい土を盛っています。
今後は、発芽後と発芽20日後くらいに土寄せします。
3月17日
まだ芽が出ていませんでした。
地温の記録を取っているのですが、3月上旬は10℃超えた日が2~3日しかありませんでした。ソメイヨシノの開花もまだでしたし、植え付けが少し早かったようです。
雨のあとのせいか、猫の通ったせいか、盛った土がだいぶ低くなっていました。
ほぼ平らになってしまっていました。
改めて土を盛り直しました。
少し掘り返して種イモを見てみたところ、腐ってはいませんでした。
これから暖かくなって芽が出ることを期待したいと思います。
3月23日
畝がネコに荒らされていました。
右端の部分が掘られて、糞をされていました。
糞は片付けましたが、掘られた後です。
写真で掘られた後を示すのは少し難しいです。
こちらの方が分かりやすいでしょうか。
畝を立てるとちょくちょくネコに破壊されます。
土がフカフカして気持ちがいいのでしょうか。
ネコ避けグッズも考えましたが、植物が育つと来なくなるので、地道に直して、芽が出てくるのを待ちます。
3月31日
あまりに芽が出てこないので少し掘り返して、ジャガイモの様子を見てみました。
イモから芽は出ているようでした。
育ちが遅いだけのようです。
3月中旬からの地温は10℃前後を行ったり来たりしていました。
まだ地温が足りないのかもしれません。
4月7日 発芽
ようやく芽が出てきました。
植え付けしてから1ヶ月以上かかりました。
植え付けが遅くなるとイモが大きくなりきらないことがあるとのことなので、早めに植え付けましたが、この場所は地温が低く、結局時間がかかってしまいました。
3月29日から地温が15℃を超えるようになっていました。この辺りから成長が進んだようです。
ジャガイモの芽出しで失敗するということはほぼ無いと思うのですが、なかなか出ないなぁと心配していたので、嬉しかったです。
4月21日 芽かき・土寄せ
4月7日から2週間でだいぶ成長しました。
暖かくなってきてジャガイモも周りの植物も成長が一気に進んだ感じです。
5~6本出ている芽を3~4本に間引く芽かきをしました。
茎の根元を抑えながら、細めの芽を引っこ抜く感じです。
ジャガイモは、茎の数に応じてイモが出来るようで、茎が多くなるとイモの数も多くなるが小さなイモが多くなるようです。逆に茎が1本だと未熟なイモが付くようです。2~3本くらいとの情報もありましたが、私は4本程度にした方がよいとの情報に従ってみました。
土寄せ後の様子です。
土寄せする前の写真を撮り忘れたので、違いは分からないかもしれません。
5~10cmくらい土を乗せて、畝が一回り大きくなったと思います。
5月10日 土寄せ(2度目)
茎が伸びて来たので2回目の土寄せをしました。
だいぶ芽が伸びてきました。
少し後ろ側にあるヘアリーベッチに押されて右側に頭が寄っています。
株元が少しひょろっとして、横に倒れこんでいました。
5~10cmくらい土を盛りました。
株も立つように下側の茎を抑えるように盛りました。
奥のヘアリーベッチも横に伸びてもらうように整えています。
薄い紫色の花が咲いてきました。
花が終わったらイモが少しずつ大きくなっていくと思います。
今後も様子を見ながら、茎が倒れてしまってくるようなら、土を盛って行きたいと思います。
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