エンバクの種まきと発芽後の様子を紹介します。
エンバクとは
原産 地中海沿岸から中央アジア
科属 イネ科カラスムギ属
エンバクはイネ科の植物で草丈は60~150cmくらいになります。
別名、オート麦/オーツ麦などとも呼ばれ、脱穀し加工してオートミールとして食べれています。また、家畜の飼料としても利用されています。また、猫草としてネコが食べることもあります。
そして、緑肥としても使われます。
根が地下40~50cmくらまで伸びるため土壌改良の効果があるほか、根菜類の大敵であるセンチュウ抑制の効果があります。
今回まくエンバクです。
商品名 野生エンバク/アウェナストリゴサ
播種適期 3~6月、9~11月
原産地 ドイツ
購入先 ㈱グリーンフィールドプロジェクト
商品解説
マリーゴールドと同様、大根やニンジン、レタスなどの大敵であるキタネグサレセンチュウやキスジノミハムシの抑制が期待できます。初期生育が旺盛で、地上に葉を茂らせるので雑草の抑制にも役立ちます。根は深くまではり、土壌の微生物バランスを整えてくれます。土壌病害虫を防除する手段として、コンパニオンプランツやバンカープランツとしても利用されています。
HPから引用
野生エンバク アウェナストリゴサ 緑肥 牧草の有機種子の販売|グリーンマーケット (gfp-japan.com)
播種(11月3日)
今回まく場所です。
9月から10月にかけてレタス、カブ、ニンジン、コマツナ、ニラなど、数々の種をまいてきましたが、全然発芽しない難しい場所です。
南側に位置しており、日当たりは良いのですが、家の軒が出ており、雨が降っても置くまで水が行きません。種のまき方の問題もあったのかもしれませんが、水の管理が大事なのではないかと推察しています。
写真の状態では、枯草を置いています。保水と少しでも有機質や微生物が増えることを期待しています。
エンバクをまくことにしたのは、なかなか植物が育たない場所なので、土壌改良と有機質を補充し微生物を増やすことを目的としています。秋・冬に何も植わっていない裸土にしておくよりも、土がよくなるようにしたいと考えています。
まずは手前側に種をまく溝を掘っています。
だいたい1cmくらいの深さになるようにしています。
エンバクは嫌光性種子のため、まいた後、光が当たらないようにある程度の土の深さが必要です。
溝の底はなるべく平らにしています。同じくらいの深さにまいた方が発芽が揃いやすいためです。
溝にバラまきで種をまいたところです。
細長い茶色っぽいものが種です。種の間隔はあまり気にせず、ぱらぱらまいています。
種と土が密着した方が発芽がよいようなので、まいたあと種を踏んでいます。
奥にも同じように溝を掘って種をまきました。
手前と奥で2列まきました。
種をまいたあとの様子です。
溝に土を入れて表面を平らにしてます。
枯草は脇に寄せておき、まいた場所の上にはかからないようにしました。
前回のカブやコマツナなどでは、種をまいたあとの保水のためにと枯草かけましたが、発芽がよくありませんでした。
ですので、今回はかけないようにしてみます。
播種後(11月18日)
種まきの約2週間後です。
手前側の列に芽が出ています。奥側の列はほぼ出ていません。
さらに東側(右側)に行くほど、よく芽が出ていました。
どうも奥側や左側の土が乾きやすいことが原因のように思われます。
同じように1日1回水やりしていたのですが、場所によって土の状態が違うようです。
今回まいたエンバクは、0℃までは気温が低くなっても耐えられる品種でした。私が住んでいる地域は12-2月頃に最低気温が0℃を下回ることがあります。秋まきの品種を探してまいてみましたが、越冬できるか心配もあります。
最後に、発芽があまり揃わず、この場所はなかなか難しいです。
それなりに出来るようになるまでには、まだまだ時間がかかりそうです。
めげずに根気強く土づくりをしていきたいと思います。
3月2日
冬を超えてだいぶ成長しました。
奥のヘアリーベッチの勢いが強くて押され気味です。
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