冬野菜 レタス・ハクサイの種まき(2023年9月)

自然農・家庭菜園

私は、将来、自然農法で農業を出来るようになりたいと、今回から庭の家庭菜園で自然農法に近い土づくりと野菜づくりを始めました。
自然農法で野菜が育つまでには5~7年くらいかかると言われています。まだ始めたばかりで上手くいかないことが多いと思います。作業の記録として、また、試行錯誤している内容が少しでも参考になればと思い、このブログを作成しています。

今回は、冬野菜の準備でレタス、リーフレタス、ハクサイの種まきの作業を紹介します。

種まきの時期

今回のまいたレタス、リーフレタス、ハクサイは、8月中旬から9月中旬くらいまでにまく品種になります。

まく時期は、種袋の裏側にある栽培スケジュールのを見ます。
一番左のあずま金町かぶは、別に直まきの予定です。

品種や地域によってまく時期が変わるので、事前の確認が大事です。野菜はこの時期によって生育が結構変わります。ちょっとくらいいいだろうと、遅れてしまい大きくならないこともしばしばありました…
レタスとリーフレタスは買ってきた種、ハクサイは昨年作ったものから種とりした種です。種をとって栽培するのは初めてなので、どんな風になるのかわかりません。いつか自家採取して育ててみたいのでお試しです。交配種(F1)からとった種なので、生育や形にバラツキが出るのではないかと思います。そもそもちゃんと芽が出るのかも心配です。

交配種(F1)
2つ品種の良い特性を引き継ぐように交配して作った種。例えば、「甘い」特性の親と「病気に強い」特性の親を交配し、「甘くて病気に強い」特性を持った種となる。お店で売っている種はほとんど交配種です。この種から育てて種を取っても、次の世代では、同じものができません。なぜそうなるのかの仕組みは上手く説明できませんが…

まき床の準備

種は、128穴のセルトレイに種をまきました。

セルトレイは色々なサイズのものがあります。定植する際に苗をどのくらいの大きさにする必要があるかによって使い分けます。
今回は、本葉2~3枚で定植を予定しているので、あまり大きくならない128穴としました。

まずセルトレイに土を入れます。
庭の土をふるいにかけて入れました。ふるいにかけるのは、植物の根や小石などが入らないようにするためです。本当は育苗用の培養土の方が、肥料分が入っており、よいと思います。
私は自然農を目指しているので、培養土ではなく庭の土を使ってみました。庭や畑の土でも、微生物が増えていれば十分な肥料分があると思います。雑草が比較的生えていた場所から取りましたが、どうなるでしょうか。
1回土を入れたらトレイを軽くトントンと地面にたたいています。少し土が凹むので、そこにまた土をかけます。たたくのは土の隙間を埋めるためです。
ただ、きつきつにしすぎると空気の層がなくなってしまうので軽くたたく程度です。根も呼吸するので、空気や水の通り道も必要です。

種まき(9月10日)

1つずつ穴の土の中央を軽くおして、種をまくところを作ります。レタスもハクサイも光発芽種子なので、あまり深くはしません。土をかけた時に、軽くかかる程度となる深さです。光発芽種子とは、発芽するために光が必要な種子です。ですので、光が感じられるよう、種を浅くまきます。
レタスもハクサイも種が小さいので、ピンセットで1つずつ取ってまきました。今回はあまり多くないですが、大量にまくとなると大変です。何かよい方法がないか、工夫が必要かもしれません。少し値段が高くてもコート種子を使いたく気持ちがよくわかります。コート種子は、種の回りをコーティングしてあり、取りやすい大きさになっています。
1つのセルに種は1つです。畑やポットにまく場合は、何粒かまいたりしますが、セルトレイの場合は1粒の方がよいと思います。
だいたいの野菜は1本だけで成長するよりも競争させた方が、生育がよくなるようです。理由はよくわかりませんが、競争があった方が生きる力が高まるのかもしれません。密植になりすぎても育ちが悪くなるので、野菜毎に変える必要があります。
128穴のセルトレイでは結構密集しているので、1つのセルに種が1つでちょうどよいのだと思います。

左からハクサイ2列、レタス3列、リーフレタス3列をまきました。

覆土

表面が盛り上がらない程度に土をかけます。多くかかってしまった土はトレイから落とします。
土をかけたあとは、軽く手で鎮圧します。
土と種が密着し、水を吸収しやすくするためです。

水やり

種をまいた箇所に水をやります。
どばどばとやると土(場合によっては種も)が流れてしまうので、ジョウロでやります。
土の量が多くないので湿ったかな、程度でよいと思います。
最後に新聞紙をかけ、その上から水をかけます。新聞紙がしっかりと水を吸って濡れた状態にします。種が発芽するために水分が必要なので、乾燥防止です。
目が出たら新聞紙は外します。

4~5日程度で発芽予定。無事に揃って出てくれるといいなぁと思います。

最後に、種の袋は下側を切った方がよいです。
保管時に種の名前が見えて、探しやすくなります。
種って家庭菜園では使いきれませんよね。
何年も保管していると発芽率が悪くなってしまいます。少量でいいんですよね…

発芽(9月17日)

播種後7日目です。
ハクサイ(左2列)は芽が出ていますが、徒長気味です。
次にレタス(左3列目~5列目)は、ほとんど発芽していません。
そしてリーフレタス(左6列目~8列目)は、一部発芽しています。
あまり上手くいきませんでした。いくつか原因が考えられるので、2回目の播種で再チャレンジします。

播種(2回目)(9月17日)

前回は、あまり発芽がよくありませんでした。
発芽後の様子を見た際に、いくつか気が付いた点がありました。
2回目の播種では、その点を改善してみました。

【気が付いた点と改善点】
・ハクサイは発芽していたが徒長気味だった → 発芽後、早めに新聞紙を取る
・土に穴が開いたり、凹みがあったりした → 土を少し押し、凹んだ部分に土を加えた
・光不足でレタスの発芽が悪かったかもしれない → 新聞紙を2重から1重に変えた
・土の場所によって湿ってたり乾いてたりのバラツキがあった → 保湿がよくなるよう新聞紙をより土に密着させた

改善したことにより、発芽率が高まるとよいですが、どうなるでしょうか。

リーフレタスの芽が出ている隣からまいています。
左からハクサイ2列、レタス3列、リーフレタス3列です。

上手く発芽しなかった箇所にもまきました。
こちらは新聞紙をかけなかったので、かけた方がよいのか、かけない方がよいのか、も検証できればと思います。

播種(2回目)の結果(9月23日)

悲劇が起きてしまいました。
トレイを軒下に置いていたのですが、強い雨が降った際にシャッターボックスから雨水が落ちてきて、新聞紙が溶けて土に張り付いてしまいました。発芽はまったくしませんでした…
土にまき直した箇所も発芽していませんでした。
ハクサイは何とか残っていますが、レタスは発芽した箇所もなくなっていました。
レタスは種からは難しいと聞いた記憶がありますが、本当にまったく上手くいきません。
土が合わないのでしょうか。発芽して成長が上手くいかないことはよくありますが、発芽そのものが上手くいかないことはあまりないので、悩みます。
できる範囲で新聞紙を取りました。無残な姿です…

播種(3回目)(9月25日)

2回目の種まきも上手くいかなかったので3回目の種まきです。
土に直接まいても発芽しなかったので、水に付けて発芽させてみました。
使用したのはキッチンペーパーです。
キッチンペーパーの上に種をまいて、その上にもう1枚キッチンペーパーを被せます。
キッチンペーパーが浸るくらいまで水をかけて比較的明るい室内に1日半程度置きました。
この写真では分かりにくいかもしれませんが、白い小さな髭のようなものが出ています。
芽出しまでは上手くいきました。

芽出しした種をトレイにまき直しました。地面に直置きもよくなかったのかもしれないと、トレイの下にレンガを入れてみました。
また、トレイとの相性が悪いのかもと、土にも直まきしてみました。
何本かでも育ってほしいと切に思います。

播種(3回目)の結果(9月30日)

播種3回目の結果
芽が出ていませんでした。
さすがに3回の失敗、よっぽど才能がないのかと心が折れそうです。

播種(4回目)(10月2日)

種はまだたくさんあります。
諦めたら今年のレタスに先が無くなってしまいます。
もう一度、心を奮い立たせてキッチンペーパーで芽出ししました。
ここまでは比較的順調にいきます。
今回は、トレイは諦め、土に直まきしました。
数本でよいので、芽が出てほしいです。
写真は撮り忘れていました…

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